フジテレビと僕とあの頃と

いやぁ~あの頃をいろいろと思い出しましたね


昔の彼女

昔、よくお台場で遊んでいた時期があって、まだフジテレビのお台場合衆国がなかったころだった。

 

img_144576.jpg

 

当時、付き合っていた彼女はとても可愛い女の子だったが、昼ドラの悲劇ヒロインチックのところがあって、ささやかなことで、「もうあたしのことが好きじゃないでしょう。もうあたしのことが嫌いになったの?」って、すぐ泣いたりした。

 

ある日、また彼女とお台場で待ち合わせをしたら、携帯を忘れたことに気がつき、戻る取りに帰るのが面倒だから、まぁいいやと思いきや、人身事故で電車が止まってしまった。彼女と連絡が取れずに、多少不安だったが、遅かれ早かれ僕と連絡が取れなければ、彼女の帰るだろう。

 

やっと電車が動き出し、お台場についたころ、約束の時間に1時間も遅刻してしまった。とりあえず、待ち合わせの場所に行ってみたら、彼女はもういなかった。

 

彼女に申し訳ないけど、ほっとした。また長々泣かれると困る。後で彼女に電話するかと帰ろうとしたら、遠いところから人が走ってくるのが見えた。

 

人影はどんどん鮮明に映って、彼女は僕の胸に飛んできた。僕の首をしがみつき、声を上げて泣き出した。僕はそのまま、動かず、彼女に好きなだけ泣いてもらった。

 

僕が事故にあったか、ほかの女の人と逃げたかがばかり考えてた。この1時間は人生で味わったことのない地獄のような1時間だったと彼女は訴えてきた。

 

僕は何故かそれがちょっと可笑しかったんだ。

 

 

没収!

昔、フジテレビの「俺たちひょうきん族」を楽しみに見ていた。

月曜日は、決まって

「今回のたけちゃんマンは・・・」

「アミダばばぁが・・・」

などと、テレビの話題で持ちきりだった。


あの当時のフジテレビの動画とかがないかと探して見たが、最新の物はあっても過去の物は、中々ないようだ。

DVDは、発売されている様だが、ネットには断片的にしかない。

ひょうきん族以外でも、ねるとん紅鯨団、夕やけにゃんにゃん、欽ドン!など、今考えると無茶な事をしてたと思う。


夕やけにゃんにゃんも今のAKBの様な感じ(秋元さんが関わっているから?)で、新田だ、国生だ、渡辺だと誰がかわいい、誰が面白いなど話題は、テレビが提供してくれた。



そんな中、同じ部活のAが日曜日にアイドルのサイン会があるから行きたいと言い出した。

でも、日曜日は、部活の試合があり、休めない。

Aは、補欠だけどチームスポーツって事もあり、休むのは・・・って感じになってた。

当日、Aは、試合会場にやってこなかった。

顧問以外は、全員、

「行ったな!」

と思ったが、武士の情け、男の友情、誰もチクリはしなかった。



月曜日、Aは、申し訳なさそうにしてたけど、なぜ、学校にサイン持ってきた。

担任に見つかって、没収されてたけど、それは、助けられなかった。

sample_036270.jpg




博士

小学校のころ、何かに詳しい奴のことを「博士」と言われてた。

Aのそんな感じの子で、動物に詳しかったので、当然の如く「博士」と呼ばれてた。


さて、そんな「博士」も小学6年生になり、状況が変わった。

転校生がやってきたのだが、この転校生、曲者中の曲者。

とりあえずウソをつく、これが、テロレベルの迷惑野郎。


gf8797998.jpg

 

アイドルグループの話になった時、絶対に会ってないのに、如何にも会った事があるかのように話しに加わろうとしていた。
面白くないBが転校生に突っ込みを入れたら、即、ボロが出てきて、泣きだした。

男で小6で泣くかと思ってたら、そのまま、担任の元へ。

翌日のホームルームは、「転校生に対するいじめをなくそう」って議題で協議。

でも、いじめの実態もないから、話がどんどんおかしな方向へ、そこで転校生が泣きだし、自爆をした。
何故か、担任は、

「今後、この様な誤解がないように、みんな仲良くしましょう。」

とか、言って会が解散したけど、転校生以外、モヤモヤがいっぱい。


そして、ついに博士との対決。

6年生が中心となって1~3年生を引率して行う遠足みたいなイベントがあり、山を一緒に歩くのですが、博士と転校生は同じ班だった。

引率中、転校生が下級生に出鱈目な木の名前や変な毒キノコみたいな物を渡したりしてたみたいで、博士がそれを注意した。
今度は、大人しい博士なので、転校生むきになって自己弁護してたけど、先生に状況説明したら当然の様に転校生怒られた。

後で博士に聞いたら「かぶれる木を下級生に取ってこさそうとしてた」らしいのだが、その場で害になる事だけは、避けたかったそうです。
下級生危なくかぶれるとこだった。


現在、博士は、本当の博士にはならなかったけど、小学校の先生として頑張ってる。





中学1年生

中1男子に取ってこの時期は、正に「性」に目覚める時期であろう。

雑木林の謎の雑誌、暗闇にひかる銀色の自動販売機、週刊誌の最後の方にある怪しい商品、国語辞書、世はエロに満ち溢れている。

必ずと言っていいのだが、この時期、知識肥大した謎の先輩が現れ、性について講釈をたれるのだ。

小学校5年の時、なぜ、女子だけ残される授業があり、その後、女子に何があったのかを聞くと、聞いた男子を然も犯罪者を見る目で敬遠したのかこの時に知る男子は少なくない。

sp13278.jpg


この時期の男子としては、越えなくてはならならい大きな山として、コンビニの成人向け雑誌コーナーが存在する。
勿論、夜ひかる銀色の自販機でもそれはよいのだが、やはり、コンビニのハードルを越えられるかは、大きな問題なのだ。

自分も夏休みにこの山へ果敢にチャレンジをした。

行きつ戻りつした雑誌コーナー、とりあえず、手前にあった雑誌を見もせずに抜き取り、そのままレジへ。

気持ちは、頂上へ到達しているが、実際は、中々出てこない小銭に四苦八苦していた。

そして、飛び出す様にコンビニを出た時、そこには、勇者をたたえる村人が戦利品をと歓喜の声で出迎えている。

早速、Aの家での戦果の確認を行うが、ここで、村人たちは、自分への畏敬の念を失うのだ。
彼らは、「袋とじ」を期待していたのに、自分が買ってきた雑誌には、袋とじがなかったのだ。

その雑誌は、自分が持って帰ったが、途中の雑木林に投げ捨てた。

この時、期せずして一つの謎を解明したのに、その時の自分は、全く気付いていなかったのだ。

大人の階段は、高く遠いと知った12歳の夏の出来ごとでした。





ミラクルタイム

まだ、少年だったころ、年末とは、プレゼントと現金が舞い込んでるミラクルタイムだと信じて疑わなかった。


12月24日、枕元に置かれたゲーム機。

1月1日、親、祖父母、親戚の伯父叔母のお年玉。

気持ちは、ピコピコと電子音を響かせるゲーム機への誘惑と持ち慣れない大金を手にプラモデルを買う高揚感に包まれていた。


しかし、この高揚感も高校生を過ぎると、いきなり色あせたセピア色の思い出となる。

既にサンタクロースの存在に1ミリの夢もなく、あんなにやさしかった親達も18歳は、大人だよねと言う暗黙の同意を求める視線、はかなく消えたミラクルタイム。

そして、気づけば、アルバイトに精を出したお金は、彼女へのプレゼントと変わり、社会人になれば、従兄弟たちへのお年玉、自分のミラクルタイムは、どこへ。


こうやって、人生の帳尻はあってゆくのかと、ハタっと気づく瞬間、あ~大人になってしまったと言う寂しさと何でも自分で決めていいと言う開放感の狭間で22歳は、揺れ動くのだ。


2155031.jpg